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炎症が比較的おさまっている(疾患活動性が弱い)ときも、最初から使うことはありません。
痛みはあるのに関節に炎症がみられないということがよくあります。
こういうときは炎症を止めることを目的とする抗リウマチ薬などを使っても、痛みには効きませんし、変形がそれで治るわけでもありません。
その場合、リハビリテーションを中心とした治療を行っていくことになります。
手術をした場合、人工関節はどれくらいもちますか。
変形した関節を人工物にかえる人工関節置換術は、関節リウマチでは重要な治療ひとつです。
ただ、それがどれくらいもつのかという点に不安を覚える人も少なくありません。
たしかに5年、10年と関節リウマチを長く患っている人で関節に変形がある場合、人工関節の素材の向上、デザインの改良、手術手技の進歩などによって、人工関節の耐久性は飛躍的によくなっています。
現在使用されているものであれば、人工ひざ関節、人工股関節では10年以上の耐久性が期待されています。
したがって、かつては40歳以上の人が適応となっていましたが、今は20代、30代の人たちにも必要があれば人工関節置換術を行う方向になっています。
関節リウマチは遺伝しますか。
関節リウマチになりやすい遺伝子は複数あり、それらのすべてを、親から子へ引き継ぐ可能性は、(ゼロではないものの)きわめて低いようです。
また、遺伝子を引き継いだからといって、必ずしも発症するとは限りません。
たとえば一卵性双生児は、遺伝的にまったく同じですが、その一方が関節リウマチになったとしても、もう一人が関節リウマチになる割合は、20〜30%程度といわれています。
つまり発症には、遺伝子の要因にプラスして、環境的な要因(環境因子)が大きいといえます。
最近の遺伝子の研究では、関節リウマチになった人の一部は、PADl4という遺伝子が、特殊なタイプであることがわかってきました。
このタイプの遺伝子がある反応をおこさせて、関節リウマチを発症させる引き金になっているようです。
妊娠や出産はできますかできます。
むしろ一般的には、妊娠すると関節リウマチの症状がやわらぐことがわかっています。
妊娠中は母親と異なる遺伝子(父親由来のもの)をもつ胎児がおなかのなかにいるので、特殊な免疫バランスになっています。
その影響で症状が出ないのではないかと考えられています(出産後はすみやかにもとの状態に戻るようです)。
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